2025/11/10 00:03
ポスター選びでいちばん多いサイズのお悩みは、空間の広さ、飾る高さ、デザインの余白、これらを意識するだけで、“部屋とポスターのバランス”がぐっと美しくなります。
ポスターは、ただ壁を飾るものではなく、
その空間の「雰囲気」や「気分」まで変えてくれる存在。
大きなサイズのポスターを一枚飾るもよし、
逆に小さなアートを数枚並べれば、
ギャラリーのようなリズムが生まれます。
以下にご紹介するサイズの基本を知れば、
その感覚をもう少し明確に言葉にできるようになります。
A判とB判、そして海外サイズ。
数字の意味を知ると、
きっとポスター選びがもっと楽しく、
もっと自由になります。
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まずA判・B判というのは、紙のサイズを表す規格。
印刷の世界ではとてもよく使われています。
その基本を少しだけ整理してみましょう。
A判サイズとは?
A判は、ドイツで生まれた「国際標準規格(ISO)」をもとにしたサイズで、
A0サイズ(841×1189mm)を半分に折っていくごとに、A1・A2・A3…と小さくなっていくルールになっています。
つまり──
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A0:かなり大きいポスターサイズ。駅の広告などで見かける迫力。
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A1:カフェやショップの壁にぴったり。
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A2:家庭のリビングや廊下にも飾りやすい定番サイズ。
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A3:額に入れてデスク上や玄関にも。
A判の特徴は「やや縦長でスマートな印象」。
写真やタイポグラフィをすっきり見せたいときに向いています。
B判サイズとは?
B判は、日本独自の規格です。
A判よりひとまわり大きめなのが特徴。
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B0:超特大サイズ。展示会やイベント用。
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B1:大きな壁面に映える、存在感のあるサイズ。
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B2:インテリアポスターで人気No.1。
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B3:少し小さめ、狭い空間にも飾りやすい。
A判に比べて横幅が若干広く、
どこか“ゆったり”とした印象を与えるのがB判です。
ポスターアートの余白を生かしたい方や、
アートポスターを主役にしたい方にぴったり。
海外サイズとの違い
海外のポスターは「インチ」で表記されることも多く、
A・B判とは少し比率が違います。
たとえば──
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18×24インチ(約46×61cm)
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24×36インチ(約61×91cm)
などが一般的。
少し横長で“映画ポスター”のような雰囲気が出やすいのが特徴です。
この違いを知っておくと、フレーム選びもスムーズになります。
当店では主にA3、A2、B3、B2サイズを取り扱っていますが、A3とB2が一番人気があります。
小さくても存在感のあるA3、大きくて印象的なB2。
どちらも空間の“ちょうどいい主役”になってくれます。
